2010/07/26

丸いモノに魅せられて

わたしは理屈っぽい女である。
グラフィックデザイナーとして
毎日服を着るという表現は怠らないとか
音楽はVINYLで買うとか
そうゆう些細なことに
理屈をつけては大切だと思って生きている。
服を着るというフィロソフィーなんてことを
1年前に書いていたけど、
音楽もデータではなく
今どき、レコードというモノにこだわってしまう。
ジャケットという形であることで
モノとして見たり、触れたり、匂ったり。
その音楽への思い出の断片が増えていくことはモチロンのこと、
レコードというのは音という存在が溝という形になっているところが
わたしにとって1番大切なこと。
溝と針が出会ってはじめて音が奏でられる。
その出会いの一瞬だからこそ
ドキドキするんじゃないかなぁなんて。
そんなことをおもいながら
実に安っぽいレコードプレーヤーで
レコードを聴いている。
もちろん便利だからデータでだって
毎日のように音楽を聴くし
ライブなんてことを言い出したら
元も子もないのだろうけど。

サッカーが好きで、この6月、7月は
ずーっとWORLD CUPに夢中だった。
サッカーってすごいなぁと、あらためて感じた。
経験、練習してきた慣れや勘、監督の采配があるにせよ
結局はピッチ上でボールと出会った一瞬をどう表現するのかが
1点になったり、失点になったりするから感動する。
たった一瞬をあんなに輝かせること、ドキドキさせること、
他になにでできるだろう?
と、思うと私の理屈って何なんだろうとも思う。
そもそもそんな一瞬を
グラフィックデザインでつくれるのかは
まだわからないけれど
人として、一瞬のひらめきで思いやることができるのだろうか?
その一瞬のために努力しているのだろうか?
なにか、ドキドキさせることって
ほんの一瞬のことなのかもしれない。
その一瞬のために
たくさんの時間を費やして生きているのだろうなぁ。
Twitterなんかもそうで、人の一瞬を分かち合うことで
人と人との間隔が縮まっていることがおもしろいんだろう。
そんなことを言いはじめたら
精子が着床するのだって一瞬だろうし。

理屈っぽいのなんて全然楽じゃないし
そんなに丸いものに魅せられているのだったら
いっそのこと、性格が丸くなりゃ良かったんだけど。
これもいつかのなにかの一瞬のために
なったらいいなぁなんてね。

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